「壁直下率」「柱直下率」を確認せよ。

レトロ・アンティーク・間取り相談・大阪・滋賀・篠山・北摂・京都・関西の女性建築家(設計士)】

主婦で一級建築士の土肥です。

大阪北部を震源とする地震の被害に合われたすべての皆様に心からお見舞い申し上げます。

建築士の職能と責任を心底強く身をもって意識する時、それは残念ながら「実際に地震が起こった時」です。建築士の職能は「命を守る建築物を建てること」に他ならないからです。

アースカラー設計では小さな住宅をメインにご提案させていただいておりますが、アースカラー設計がご提案する新築プランで必ず確認するのが「壁直下率60%以上」と「柱直下率50%以上」です。

「壁直下率」「柱直下率」というのは「2階の壁・柱が1階の壁・柱と同じ位置にある比率」ということです。建築は上から下(基礎)にいかに力を効率良く伝えるか、が構造安全面に直結するのです。

壁直下率・柱直下率
このグラフは「建築事故(2階の床が傾くなど)」と柱直下率・床直下率との因果関係です。「壁直下率60%以上」と「柱直下率50%以上」を充足すれば、ほぼ事故を避けることができます。つまり「地震による揺れにも強い」ということです。超大手ハウスメーカーはこのルールを守ってくれています。

グラフでは、この条件を満たしているのに事故に合っているお家もあります。これは簡単に言うと「架構に無理がある(2次梁や3次梁が多い、梁せいが小さかった、継手の位置が悪い)」になります。

パワービルダーの営業さんがよく「開放的に」とか「必要な寸法だけ確保して架構を意識しない」など、ただのパズルみたいな間取りを作っていますが、本当に気持ち悪い。

消費者も自分の命を守るために、きちんと間取りと構造的な内容を考えてくれる業者・設計を選んでください。構造的なこと「壁直下率」「柱直下率」の話をして、きちんと答えられる業者・設計を選んでください。

家は開放的な方が良いとは思いますが、地震に対する安全性を代償にしてまで、開放的なお家が良い!と思っている方は一人もいないと思いますので。

アースカラー設計のブログをお読みいただき、ありがとうございます!

主婦一級建築士の仕事と生態がわかります。
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