私的家相解釈
【レトロ・アンティーク・間取り相談・二世帯住宅・豊中・北摂・大阪・関西の女性建築家(設計士)】
主婦で一級建築士の土肥です。
本日は「家相」について。
間取りを作るときに一般的に「家相」はとても気にされています。
しかし、家相についてきちんと理解している方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか?
私は一級建築士ですが家相診断士ではないので、「完全に家相の専門家」ではありませんが。
今までの経験と今までお会いして、お話を伺った家相診断士の方々の話を総合して、自分なりの解釈は持ち合わせています
まず。
覚えておいてもらいたいのは「家相や風水は統計学である」ということ。星占いなどと同じです
統計なので「今までの長い歴史の中でその法則にはまるとどうなるか」ということ。
なので、家相のキモは守った方が良いと私は考えています。
家相の基本の基本
【基本1】
表鬼門と裏鬼門に出入口(玄関)、不浄のもの(水まわり・特にトイレ)、力のありすぎるもの(ガスコンロや給湯器などの火の元)を配置しない
(その理由)
鬼門というのは神様のおわす場所です。その場所を人が堂々と入ったり、トイレがあったりするのは良くない、という昔の方の解釈ですね。
特にトイレ(排水の水がたまっている場所)は家相の中では最重要項目です。使用後のトイレのフタは必ず閉めるのは常識です。
お風呂の水もなるべく早めに抜いてしまいましょう。(もしくは早めに洗濯で使ってしまう)
洗面やお風呂というのは常に水がたまっているわけではないので、私の解釈としては、掃除をきちんとしてくれさえいれば気にすること無いと思います。
火もエネルギーの強いものなので嫌がれますが、最近はIHヒーターも主流になってきましたので、オール電化にすると熱源の配置に悩むことがなくなると思います。
【基本2】
玄関前を外部排水が横切らないこと
(その理由)
「玄関」というのは家の顔。その家の世帯主が掃除するのが一番良いといわれています(しなけどね~)。
その家の顔の目の前を下水が横切っているなんて言語道断です。
具体的に言うと
玄関ポーチの目の前を最終桝(下水本管とつながっている桝)に向かって排水管が配置されている」
めったにないけど、たまにあります。そして、その家のご家族の状態は本当に良くない場合が多かったです。
家相上はそういう解釈ですが、私的には玄関の前を下水を横切らすような施工会社は、知識も腕もないと思うので、まずきちんと工事できているかが心配です。
【基本3】
風通し良く、日当たり良く、きちんと掃除すること
(その理由)
家相の基本は「気が流れること。溜まってよどまないこと」です。風通しが良い、日当たりが良い、というだけで、人間というのは気持ちよく生活できるものです。
日当たりもそうですが、特に「風通し」は重要項目です。文字通り「気が流れる」ためには風通しは必須です。
色々書きました。
実は。
家相を読む方によって家相の判断や解釈は本当に違います。
人によって解釈が違う=何を信じるのかは自分できめなさい
ということです。
基本は変わらないのですが、色々と解釈があります。
私は経験論でしかお話できませんが、設計のご依頼あるない別にして、今までかなりのお家(300件くらい)を実際に見てきましたが。
結論から言うと、私が思っている家相のキモは
玄関とトイレさえ鬼門を外していれば、そのご家庭は円満だった
という経験です。もちろん、排水は玄関前を横切らないということが大原則です。(敷地の形状で仕方のない家もありますので、あまり気にしないように)
掃除が行き届いて無くても、トイレ以外の水まわりが鬼門にかかっていても、風通しがよく、楽しく自分らしく暮らしていらっしゃる方々のご家庭はいつご訪問しても、健全であたたかいですよ。
家相を守る、ということは大切なことだと思いますが、家相を自分の解釈も無く、必死で守った結果、ものすごく使い勝手の悪い家になってしまった時(かなりの確率でそうなります)あなたは「家相が最優先」と納得できますか?
まずは「表鬼門・裏鬼門の範囲」くらいは勉強してください。ネットで検索したら山ほど出てきます。
そして、家にとって一番大切なのは
「家の住人が自分らしく楽しく毎日を過せること」
だと覚えておいてください。
家には人の気が付きます。良い気の家は家相が悪かろうが、間取りが悪かろうが玄関をくぐると、とっても気持ちが良いですよ。
これもまた、私の経験談です。
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