良い家づくりは共同作業

【レトロ・アンティーク・間取り相談・二世帯住宅・豊中・北摂・大阪・関西の女性建築家(設計士)】

 

主婦で一級建築士の土肥です。

 

昨日打ち合わせに行かせていただいたお客様と、今後の方向性についてお話していると、おもしろい事がありました。

 

ご希望のリフォーム内容がこれからの人生の方向性に少し外れてきそうだったので(もちろんご予算もあることですし)「もう少しコンパクトに暮らしてみてはいかがですか?」と具体的な方法をご提案すると、お客様は頭の柔らかい方ですので「その方法もアリよね!!」と今までご自分が考えていた方向から、選択肢を一つササッと増やしてくださいました。

 

これが世に言う(と土肥が勝手に思っている?)第三者効果です。

 

お客様と一緒に考えると、その場でとても画期的な案がでてくるのですよ!!その瞬間は「おおお~」となります(笑)

 

ヒトの脳みそには考えるパターンがあるので、同じ内容を自分以外の第三者から意見されると、全然違う画期的な展開がある、ということです。

 

特に家というのは生活に密着している分「ここの場所はこういう風に使うもの」という思い込みがあります。それを違う視点から見て「こう使ったほうが便利なんじゃない?」と冷静にご提案するのが第三者である設計の役割でもあります。

 

お片づけの感想をいただいたHM様も、「自分の考え方の癖からか、物を捨てる基準にも癖があり、そのことを土肥さんの力を借りて客観視出来たことは、今回の掃除で一番大きな収穫なのではと思っています。」とおっしゃっています。

 

現在リフォームをしているお客様も「今まで玄関横の納戸に入れていた工具はどこに置こうかな?玄関横の納戸なくなるしね~」とおっしゃっていたので、「今度は勝手口横のでっかいパントリーに置くんですよ!」とお伝えすると「ああ、そっか!!今までの習慣で「工具=玄関」と思い込んでたわ!!」とおっしゃっていました(笑)

 

土肥のお客様はとても頭の回転が速く柔軟です。ですので、第三者的な意見をズバズバ伝えても、よく考えて、それが良ければ採用してくださいます。

 

もちろん、そうでない方もいらっしゃると思います。(こうでないとダメ、ここはこうつかうべき、捨てるものなど一つもない、など)そういう方とはもちろん信頼関係ができてない、という事が大きな原因でもありますが、きっと「自分が変わらなくても、考えなくてもプロがなんとかしてくれるはず」という信頼ではなく、他力本願なところがあるのだと思います。

 

良い家づくりは二人三脚。お互いの脳みそのパターン違いの意見をぶつけてみて、より良い方向を導き出す、という共同作業です。

 

逆に「自分だけで考えてしまいがち」という方もいらっしゃいますが、どんどん他人の脳みそをつかって、より良い方法を共同開発したほうが早いと思いますよ。

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