小さな家で豊かに暮らす
福岡、久留米、北九州、大阪北摂の女性一級建築士事務所
主婦で一級建築士の土肥です。
既に2月も後半戦ですが、1年のはじめに自分を振り返るのですが、今年は住宅建築の原点回帰をしたくなり、住宅建築の巨匠建築家のお考えを振り返っております。本というのは先人の教えを学び思い出すのに、ありがたいものです。
伊礼 智 先生 「伊礼 智の住宅設計作法 小さな家で豊かに暮らす」より引用
住宅を設計するにあたって大事なことは二つあると思います。
ひとつは住まい手の要望をまとめて整理すること、もうひとつは敷地を読み込み、敷地の可能性を探ること。設計者はその二つの間で苦闘することになると言っても過言ではないでしょう。
(中略)プランは単純に見えても、立体で立ち上がった時、決して凡庸ではなく、機微に富み、滋味あふれる空間を創りたいのです。シンプルな形にまとめることで、雑味のない空間とその家の生活が浮き出てくるように思います。
-以上-
自分の住宅設計人生で最大の影響を受けた建築家、伊礼先生。実際に先生のセミナーに参加し、先生の物件も見られる物件はかなりの数を見学させていただきました。
「小さくまとめる」という伊礼哲学がダンシャリアンの自分に非常に響きました。小さな家で豊かに暮らす、は未だに自分の設計哲学の中心にあります。小さな家は管理がラク、工事費も抑えられる。要は小さな家だけど狭く感じない工夫をすれば良いのです。
あと、植栽も含め外部と関わる工夫をして豊かに暮らす、という設計哲学もランドスケープをやっていた自分に響きました。開口部(窓など)が大事だと。
この本を読み返していつも思うのは「京都の俵屋旅館に泊まって、空間を測りたい」というマニアックな欲望です。実務に勤しんでいる今だからこそ、早く測りに行った方が良いのでしょうね(宿泊費が高くて怯んでいる。。。)
建築家に新築を頼もう、と思っている消費者にもオススメの本です。
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