なぜ家が片付かないのか(1)

福岡、久留米、北九州、大阪北摂の女性一級建築士事務所

主婦で一級建築士の土肥です。

家が片付かない理由は大きく分けて4つあります。

 

「1.家の容積に対してモノが多すぎる」(この記事)

「2.家具のレイアウトが悪く(もしくは部屋の面積に対して家具が多すぎる)十分な動線が確保できてない」

「3.適材適所に収納がない」

「4.そもそも片づけるという習慣がない」

 

今回は「1.家の容積に対してモノが多すぎる」について考察します。

 

「片付いている」という状況は人によって解釈が違います。

Aホテルのようにモノがない状態

B来客が来ても恥ずかしくない程度

Cどこに何があるか自分が管理できて生活に困らない状態

などなど。

 

A・Bの状態でもCが混沌としている状態では「片付いている」とは言えないのではないかと言うのが当該女性一級建築士の見解です。

 

モノは意識していないと、捨てる3倍の量が流入してきます。そして、今までの経験からいうとモノの多いお家のモノ3分の2は「必要のないもの」です。

 

では、3分の2の「必要のないもの」をなぜ捨てないのでしょうか?

 

理由はいくつかありますが「モノが多すぎて捨てる気力がない」「いつか使うかもしれない」「人からのもらい物だから捨てられない」「収納がヘタ」

 

収納というのはスキルなので教えると誰でもきちんとできるようになります。

 

その他はご自身の生き方など人生に関わる内面的な部分になるので、一人では変えることが難しいと思います。モノの取捨選択と言うのは常にその方の価値観で判断されるので、考え方のクセに沿ってモノが溜っていきます。

 

逆に「モノが多すぎて捨てる気力がない」だけの方は第三者が介入してモノを減らすと「気力が回復」します。それくらい、多いものの情報処理に無意識のうちに脳を使い、気力を削っているのです。

 

片付かない部屋

写真:こんな部屋は脳が疲れ気力がなくなる

 

例えば整理収納アドバイザーさんに片づけ代行してもらったとしても、ご自身の考え方が変わらない限りまたモノが溜り、まだお金を払って片づけ代行をしてもらうというループにはまります。

 

「家の容積に対してモノが多すぎる」方は「自分の家をどこまでスッキリさせたいか」「モノを捨てる基準」をご自身ではっきりすると、モノが溜らない家にすることができます。

 

「捨てる=選ぶ」ということ。「捨てる基準」が無い方は「選ぶ基準」もない方です。人生を人の意見に流されて彷徨っているに等しいです。

 

モノと向き合うのは自分と向き合うこと。「捨てる基準=選ぶ基準」がはっきりすれば今後の人生も自分にとって良いモノコトヒトだけ選ぶことができ、楽で楽しい人生になることでしょう。

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