【家づくり後悔ランキング8】家事動線が悪い・暮らしにくい

【レトロ・アンティーク・間取り相談・大阪・滋賀・篠山・北摂・京都・関西の女性建築家(設計士)】

主婦で一級建築士の土肥です。

よく「家づくり失敗しました(泣)」という方のお話を聞き、とても残念になります。建ってしまってからは助けてあげることもできません。

そこで、消費者の皆様への注意勧告として「よく聞く失敗内容」をランキングしてみました。

「家づくりの失敗」のあるあるランキング8

1.リビングに日が当たらない・暗い
2.家事動線が悪い・暮らしにくい
3.風通しが悪い
4.寒い・暑い
5.収納が少ない・適材適所にない
6.オシャレにしたつもりが、なんか違う
7.窓が大きすぎ・隣と同じ位置にある
8.家本体に予算をかけすぎ、外構が数年間ほったらかし

今回は第二位「2.家事動線が悪い・暮らしにくい」について。

【特徴】
主に3点あります。1点目はよくある間取り「対面キッチン」にある失敗です。これは計画時に通路の寸法を気にすることで容易に回避できます。今回は1点目について解説します。

2点目は「適材適所に収納がない」これは後日ご説明いたします。

3点目は「大きな家具を買い過ぎた」これも寸法を気にするだけで回避できます。今回記事を理解すれば容易に回避できます。

【回避策】
下の図をご覧ください。とてもよくある間取りで、一見使いやすそうに見えます。
よくある間取りの図

まず、共通認識として「家事動線が悪い」というのは主に「水回りが離れていて、家事をするため歩行距離が長い」ということです。

しかし、上記の図でも使いにくい場合があります。その理由は「通路が狭くて、人が行き交えない」場合です。

人の幅は約60㎝、カニ歩きで横に歩いても約30㎝。

つまり、人二人がどうにか通路を行き交おうと思うと「最低でも90㎝必要」ということになります。

すごくよくある間取りは2間の間口に2m55㎝のキッチン。つまり、上図の間取りです。通路幅は約90㎝です。キッチン側面をエンドパネルで仕上げていればギリギリOKですが、カウンターを回してしまっていたら、アウトです。

「人一人通れればいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、それは致命傷となります。

「人一人しか通れない=家族が手伝わなくなる・松葉杖などを使った時に冷蔵庫にたどり着かない」など色んな弊害が出てきます。

またキッチンと食器棚の間の通路も90㎝以上必要です。家電棚の下に確実にゴミバコ置き場を作っておかないと、通路にゴミバコが進出してきて通路が狭くなり、これも致命傷になります。

【アドバイス】
「人が二人行き交う通路の幅は90㎝以上必ず必要」と覚えてください。業者の担当さんに「この通路の幅、何㎝ですか?ゴミバコ置き場はどこですか?」と必ず確認するようにしてください。

また、キッチンの幅は一般的に2m55㎝を入れている業者が殆どですが、2m40㎝で十分です。キッチンが短くなった分、通路が15㎝広くなり、オススメです。

【備考】
アースカラー設計にリフォーム依頼で多い内容は「対面キッチン、超使いにくい!!」です。

「1.通路が狭くて家族がお手伝いしてくれない」
「2.ゴミバコ置き場がなくてゴミバコ邪魔」
「3.ダイニングからキッチンに回り込んで侵入しないといけないので、動線的に面倒くさい」

逆に言うと、上記3点に気を付ければ、失敗しない確率が上がります。

お家の使いやすさは「寸法」が命です。高さ・幅など、自分でメジャーを持って常に体感するようにしてください。

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「よくある間取り」はどうしてよくあるのか
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