断捨離との出会い
ある春の日、中古マンションを買って、リフォームしたばかりのお部屋に「引越しするまでにはモノを捨てますから!」といっていたご主人の全く捨てられた様子の無い荷物がそのまま運び込まれました。
ご主人のモノの多さで奥さんとのケンカもたまに勃発するし、モノでほとんど埋め尽くされた新しいお部屋は書斎というより「THE 物置」。
ご自身が思い描くくつろげる書斎とはほど遠い、ただの物置と化しました。
私は仕事柄「モノを捨てなさい!」とお客様によく言います。私自身はモノの少ない生活をしているのでいばって言います
めんどうくさがりなので、モノが多いのはイヤなのです。
みなさん、なぜか収納できる容積を超えてモノを所有しようとします。
それは単純に「捨てる技術」を学んでいないからだと思います。
ドイツ人は子供の頃から整理整頓を子供にしつけるそうです。日本人で整理整頓を学ぶのは社会に出てからが多いですね(笑)。
モノがいっぱいのお部屋で快適なら良いのですが、やっぱりそうでもないらしく、みなさん「収納が無い・片付かない」と悩みます。
しかし、どんなに収納術を駆使しても、家の容積は増築するかコンテナを借りない限りは基本増えないのです。
わかりきった結論を言ってしまうと
自分達の住環境を圧迫しない程度のモノのボリュームで、かつ、自分でコントロールできる程度のモノを持つ
というのが理想です。
が、しかし。
私がいくら「捨てろ~捨てろ~」と言っても無駄な場合が多いです。
それは、みなさんがモノを捨てなければいけない理由について、私の説明では全然納得してないからだというのは私自身わかっているのですが・・・・・。
さて、どうしたものか、と思っていたときに本屋で目に止まったのが「断捨離」の3文字。
モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ (DO BOOKS)
仏教用語なので、少し興味を持って本を手に取ると「物捨て術」の本でした!
しかも、読んでいくうちにモノをどんどん捨てたくなってくる。
この本を読んだ私は、家の中にある使われていない、今後つかわないであろうモノをどんどん処分していきました。
結果、モノのもともと少ない我が家もどんどんモノが減り、自分の好きなモノで必要最低限のモノしかない洗練された部屋になりました。
ああ、スッキリスッキリ
2冊とも、ほぼ同じ内容ですが、かわいい表紙の方がやさしい語り口になっています。キビシイ表紙(?)の方が実践哲学的です。
私は両方買ってしまいましたが、説教くさいのがイヤな方はかわいい表紙の方からはじめてください。
さて、物捨て哲学の本を手に入れた私は早速他人で実践
いくら捨てろ!と言っても捨てなかった人々にこの本を読ませるとどうなるか早速試してみよう、とモノを捨てられない2人で試してみました。
一人は上記のTHE物置な書斎のご主人。早速かわいい方の本を読んでいただき1ヶ月が過ぎました。
奥様がこっそり教えてくれた後日談によりますとご主人はお忙しいので、バリバリ捨てる、とはいかないけれど、継続的にお部屋の要らないものを捨て始めたとの事。
今まで、捨てるの「ス」の字も見えなかった人とは思えない進歩です
もう一人は建築士のくせに自分のモノを捨てられない、友人!
そんな彼女も後ろめたさを感じながらも、自分のお客様には「まず、モノを捨ててください」と言ってたそうな
そんな鉄壁の守りを見せる彼女も、なんと本を読んでからというものの、毎日1時間ずつ部屋の要らないものを捨てているそうです。
「こんなにモノを捨てるのに時間がかかるなら、これからむやみにモノは買わない。」
と、まんまと断捨離の本の思想を受け入れてくれました。やっと部屋の床が見えてきた、とか(オイッ!)
今後アースカラー設計に設計を依頼のお客様は、この本を必ず一度読まされますよ
おうちの設計の前に、私と一緒に今までのお部屋の棚卸から始めましょう。
そして、すっきりとした後に本当に自分に必要な空間構成を考えましょう。
とことんお付き合いいたしますよっ
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