お部屋が狭いその理由
先日の記事で
「引越し時は家具と収納のレイアウトを考え抜いてから事に当りましょう」
と書きましたが補足です。
関連記事:引越し前にレイアウトをきっちり考える
私などは職業病で常にスケール(メジャーのこと)を持ち歩いて何でも測ってしまいます。
図面を見ればだいたいの広さの感覚や通路の幅、家具の大きさなどがわかります。これくらいのボリュームの家具を買って、これくらいは生活空間として残すのがベストだとわかるのです。
「自分のお部屋を快適にしたい!」という熱意をお持ちの方におすすめするのは。
スケール(メジャー)を常に持ち歩き、自分が「ここはいいな」と思った空間を測って、空間のボリュームを記憶することです。
その記憶に基づき、自宅の家具やモノを買い、お部屋のレイアウトするのです。
ソファーもこれくらいの背もたれの高さだったら、お部屋を圧迫しないな。お部屋の通路もこれくらいの幅だと朝混雑しないな。など、色々気づくことがあると思います。
みなさんがよくやってしまうのは
>生活空間まで圧迫するような大きな家具を買う
>収納場所も考えずにスノーボードやキャンプセットを買う
結局リビングや個室にモノがあふれて狭くなってしまう。そして「ああ、こんなに散らかっていたのでは人も呼べない」とストレスを溜める奥様方が多いこと。
基本は
家という限られた空間の中に、自分達の生活空間を圧迫するほどモノを入れないこと
です。
そのためには「いいな」と思う空間の寸法を自分の頭に叩き込む。自分でその努力ができない方はプロに相談してください。
アースカラー設計でもレイアウト相談・収納相談・一緒にお片づけなどもお受けしてますよ~
私のお客様でも意識の高い方は、常にスケールを持ち歩いて、色々測っています。そして、ステキなお部屋を完成させています。
もし、モノを買うのが好きで捨てられないのなら、コンテナルームを借りて普段使わないモノはそこにぶち込んでください。
それだけで暮らしが豊かになり、奥様のストレスも減り、人を呼べる快適な家になります。
実際、そのように暮らしている方のお住まいは、本当に必要なモノしか家の中にない訳ですから(必要ないモノはコンテナの中)本当に豊かな空間でゆったりすっきりと暮らしていらっしゃいます。
空間をお金で買うのか、空間をお金で買わないためにモノを捨てるのかは
個人の自由です。
また、どちらもしないかわりに、モノにまみれて不便に暮らすのを選ぶのも個人の自由ですよね。
収納術の本もたくさん出ていますが、それを実践するには気力・体力・時間が必要になります。この地味な作業は基本は誰も手伝ってくれません。協力的にモノを捨ててくれる家族も少ないでしょう。
ちなみに、男性が家に興味を持つのはだいたい定年後。
自分が家に長時間居るようになった時に「なんでこの家はこんなにイゴコチが悪いのだ!」と思うのです。そしてやっと奥様に協力してくれます。
そのイゴゴチの悪い家で、奥様は数十年ガマンしているわけですよ。
家族の意識改革は難しいと思いますので、まずはがんばってリビングを整理・模様替えして下さい。
快適と思える空間を作り上げたら、まずは、その状態を1日でも長く維持することを目指しましょう。
今日は「お部屋を快適に保つのは難しいよね」というお話でした。
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