長い目でみた間取りの考察
【レトロ・アンティーク・間取り相談・二世帯住宅・豊中・北摂・大阪・関西の女性建築家(設計士)】
主婦で一級建築士の土肥です。
子供部屋論争と収納論争というのは、その家族によって結論が全然違いますね。
子供部屋は6帖なにがなんでもないとイヤという方もあり。(なぜ、なにがなんでも6帖必要かはきちんと考えてくださいね!)
大きな部屋を人数によって家具で割ればいい、という方もあり。(男女の兄弟だと難しいかな?)
子供部屋なんかいらない、という方もあり。(小さな穴ぐらのような机のあるスペースでもGOOD!)
無印住まいのコラムでもテーマになっています。
私は高校生くらいの頃は個室でなくていいので集中できる(勉強や何か作業など)場所が欲しいと思っていました。机とベッドが置けて半間の収納があれば十分。
土肥的な子供部屋の希望面積は「子供部屋は3帖の部屋と1帖の収納をそれぞれに」子供用に3帖の部屋をあてがったとして、子供が巣立った後は夫婦それぞれの書斎にあてがう、というパターンがいいですね。(現在はダンナと二人暮しですが)
さて、少し話が変わりますが。
ご年配のお客様のおうち(ご夫婦二人で悠々自適)に遊びに行くと必ず、ご自分の書斎をそれぞれお持ちになっています。あとは夫婦は別室でご就寝の方がほとんどです。
理由は歳と共にご主人のいびきがうるさくて一緒に寝るのがしんどくなったというのが理由の100%でした。
子供部屋にたっぷりと面積を割いたお家は子供が巣立った後、そこは必ず物置になってます。(主に子供達が自分達の荷物を送りつけてくる)
歳と共に少しずつですが「昔ほど家事がしゃきしゃきできなくなって」とお客様は皆様おっしゃいます。
なので、広すぎる家は掃除が行き届かなくなりホコリがたまる。
それはそれで苦痛なんだそうです
2階にたまった多くのモノを下ろす気力も体力も無い。足が痛くなったきたので2階で生活はしなくなった。
そんな現実もよくお茶を飲みながらお話します。
そう考えると、敷地条件など色々ありますが
「将来1階だけで生活が完結する間取り」「かつての子供部屋を絶対に物置にしないこと」
が良いのかな、と私は思っています。
かつての子供部屋は今では帰省した子供夫婦が泊まるお部屋として大切な空間です。
なので、昔の子供部屋を物置にしないことが最重要任務ですね
間取りを考える時は、雑誌などのメディアを参考にせずに
まず、自分だったらどうか。
自分の家族だったら何がベストか。
この辺に住むのならどうか。
よそに移るんだったら変わるのか。
自分の頭で考えてみるの事が大切だと思います。
アースカラー設計のブログをお読みいただき、ありがとうございます!
お問合せ・無料相談はこちらから
主婦一級建築士の仕事と生態がわかります。
(facebook版はこちらを「いいね!」)
(Twitter版はこちらを「フォロー」)
(Instagram版はこちらを「フォロー」
ブログランキングにご協力お願いします
にほんブログ村