モノが多い部屋をステキな部屋にする順序(2)
【レトロ・アンティーク・間取り相談・二世帯住宅・豊中・北摂・大阪・関西の女性建築家(設計士)】
主婦で一級建築士の土肥です。
この記事は続きの記事です。
モノが多い部屋をステキな部屋にする順序(2)この記事です
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さて、ステキなお部屋を作るには順序があります。みなさん、その順序を間違っているから、どうにもならないだけですよ!!
「スッキリと快適なお部屋」というのは
・部屋とモノのボリュームがちょうど良い(狭苦しくない)ということ
・家具のレイアウトが的確で使い勝手が良いということ
狭いお部屋でもモノが無ければ「狭苦しくない」ですよね?そういうコトです。
「ステキなお部屋」というのは
「スッキリと快適なお部屋」+「センスの良いアイテムを追加する」
ということです。
もっと言うならば
「こだわりのある、テイストのそろったセンスの良いものしか目に入らない」
それが「ステキなお部屋」なのです。
なので、「モノが多い部屋をステキな部屋にする」順序としては
「スッキリ快適な部屋」を完成 → 「ステキな部屋」にする
ということになります。
「自分はどの程度の空間が快適と感じるのか」を考え
動線や通路幅などに注意して使い勝手の良いレイアウトを考えて決める
「その空間を作るためには、ここにあるモノの何を減らせば良いのか」を決め
減らさなければならないモノ(家具)を何とか減らし
家族の協力のもと、使い勝手の良いレイアウトに模様替えする
*** ここまでが「スッキリと快適なお部屋」です。
さて、お部屋が快適になったところで次の段階です。
お部屋の中で自分の好きなテイストの物(家具でも雑貨でも何でも)を見つける
その好きなテイストのモノに合わせて 「自分の好きなテイストではないけど生活に必要だから部屋にあるもの」を書き出し「どこのメーカーの何というモノ」に買い換えるのか書き出していく
「書き出して吟味する」、という行為は、目に付いたモノをなんとなく買ってしまう危険を回避します。
じわじわ時間をかけて部屋の全てを「自分の好きなモノ」に入れ替えていく。
そして最後はデコレーション
整った部屋を見渡し「どこに」「何を」飾ればもっとステキになるか必死に考えます。
ここまで来ると「ステキなお部屋」に絶対になっていると思いますよ!
・・・長い道のりです。
つまり。
「快適な部屋」は、今、お手持ちの家具や雑貨で実現可能ですが
「ステキな部屋」はアイテムを追加しないと実現しない
ということです。
もしかしたら、アイテムはけっこう良い線行ってるのに、部屋にあふれる余計なモノのせいで台無しになっているのかもしれませんよ!
多くの「ステキなお部屋」にお住まいの方々は、気に入ったモノしか部屋に持ち込みません。筋金入りの「ステキなお部屋」のご家族では、モノを買うのに家族間で「プレゼンテーション」をしないと許可されないそうです
私は生活味のある雑多な空間も好きですよ。それが生活している証なのだから。
ただ、それが「使いにくくて」「生活しにくくて」「気分が滅入る」のならどうにかしないといけません。
雑誌を見てため息をつくよりも、自分の目の前にある部屋が必ずステキにできると気付き、少しずつ、イヤにならない程度にまずは「スッキリ快適なお部屋」を目指してみませんか?
あ、これは余談ですが
雑誌なんかに載せるお部屋の写真は、生活味のある、または部屋に合ってない余計なものは全部隠してから撮影しています。(アースカラー設計の施工事例も実際そうです)
なので
「雑誌のようなリアルな生活できる部屋」ってのは、あんまり現実味がない
という真実です。「雑誌のようなお部屋」という表現はムリだとお考え下さい
長くなりましたが、大切な事は、自分とご家族が毎日楽しく快適に過ごせる空間が出来ればそれでOK!ってことで!
アースカラー設計のブログをお読みいただき、ありがとうございます!
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