日当たりの失敗は致命傷:第三者間取りチェック(セカンドオピニオン)
【レトロ・アンティーク・間取り相談・二世帯住宅・豊中・北摂・大阪・関西の女性建築家(設計士)】
主婦で一級建築士の土肥です。
3週間ほど前に「間取りのセカンドオピニオン」の通信のご相談がありました。
ご相談の理由は
「設計さんがこの間取りでLDKは十分に明るいと言うけれど、どうも腑に落ちないので見て欲しい」
とのことでした。
お客様は業者に対して「本当に明るいと言うなら照度計算して確認させてほしい」とご要望したけれど、業者からスルーされたそうです。
送られてきた図面は真夏まで全然日の当たらないLDK。お客様は「直射日光が当たらなくても明るければOK」とおっしゃっていましたが秋・冬・春の間、隣の建物の完全日陰。たとえ天窓作っても採光できないほどの隣家の日陰の長さ。
・・・明るいわけが無い。
お客様は10月から着工予定でした。
間取りのセカンドオピニオンの結果間取りを1から作りなおすことを決意されました。
正直、ご相談いただいて、本当によかったです。
まさにこの「日の当たらないLDのお家を知らずに建ててしまう方々」を救わんがために始めた「間取りのセカンドオピニオン」ですので。
以前、業者から「日は当たりますよ」と営業トークで言われた言葉を信じ(営業はウソを言うな!!!!!!)南側の隣家と2mしか離れていない敷地の目いっぱい南寄りに1階LDKのお家を建ててしまい日が当たらなくて後悔して後悔して後悔して・・・という方から嘆きのメールをいただいきました。
で、その方が家が建ってしまった後に業者に言われたことは
「お客様が1階LDKをご希望でしたし、そのご希望を優先すると、こうなりました」
だそうです。その方は泣き寝入りです。
建ってしまってからご相談いただいてももう助けてあげることはできないのです。
今回は本当にご相談いただいて、よかったです。心からそう思いました。
納得いかない事を明確にしようとお金を払ってまでご相談いただきましたT様。心から大満足な家づくりが完了されることを願っております。
戸建て新築の日当たりについてはこちらのページををお読みください。
日当たりは失敗すると、どうしようもありません。プラン作成中の皆様、こちらのページををよく読んでプラン段階で日当たりを第一に配慮して、家づくりを失敗しないように十分お勉強してください。
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