一般消費者は「なぜ、そうしたいのか、その理由」を伝えることに慣れていない

主婦で一級建築士の土肥です。

 

家を「買うもの(家に自分の生活を合わせる)」と思っている方は提案などしてくれない建売や提案のない工務店での工事十分だと思いますが、そうでないのに提案などしてくれない家づくりのパートナーを選ぶ方は非常に多いです。

 

当事務所の人気サービス「間取りのセカンドオピニオン」で、皆様のお話を聞いている時にいつも思うのは「やはり、家づくりのパートナーにWhat(何が欲しいか)は質問されているがWhy(なぜそうしたいのか)は質問されてない」ということです。そして、一般消費者は「なぜ、そうしたいのか、その理由」を伝えることに慣れていないです。

 

例えば、「キッチンを大きくしたい」というご希望が出たとします。Whyを聞かない家づくりのパートナーと消費者との会話はこんな感じになります。

 

業者:「今より大きくしたいんですね。どれくらいにしたいですか?」

消費者:「一般的にはどれくらいの大きさなんですか?」

業者:「一般的には2m55㎝です」

消費者:「今のお家に付けられそうなら、それでお願いします」

 

以上。

 

ここで何が必要かというと「キッチンを大きくしたい理由」です。

 

もし、キッチンを大きくしたい理由が「作業台の広さ」だったとします。その作業台の広さも「配膳がしやすい広さ」と「パン作りに困らない作業台の広さ」では大違いです。現在のキッチンが「まな板が置きにくい広さしか作業台がない」のか「家電や水切りカゴがキッチンの上にあり過ぎて作業台が狭い」のか。その理由によって、解決策が違うからです。キッチンを広くせずとも、キッチン側面にカウンターを置くだけでも良いかもしれません。

 

ヒアリングがきちんとできてないと、キッチンを広くしたところで、希望がかなわない事になります。「キッチンを新しくしたのに、使いにくい!こんなはずではなかった!」というクレームになって困った、なんて話もよく聞きます。

 

逆に言うと、消費者がヒアリングをきちんとしてくれる家づくりのパートナーを選べないのであれば、自分で「Why(なぜこうしたいのか?)」を自分で一生懸命家づくりのパートナーに伝える必要があります。

 

伝える

 

一般消費者は「なぜ、そうしたいのか、その理由」を伝えることに慣れていません。

 

「LDKは20畳欲しい」→「なぜ?」

「リビング階段にしたい」→「なぜ?」

「姿見鏡をつけたい」→「なぜ?」

「キッチンを対面にしたい」→「なぜ?」

「ご主人の書斎が欲しい」→「なぜ?」

 

逆にWhy(理由)から先に話すとこんな感じです。「LDKが20畳欲しい」を例とします。

 

「小さな子供はリビングでしか着替えないし、遊ばないので、リビング空間に子供の着替えやおもちゃを収納できるところが欲しい。子供がぐるぐるリビングを走り回ることができるくらい広くしたい。ソファやダイニングテーブルも置きたい。LDK20畳くらいあれば足りますか?」

 

と、「LDK20畳欲しい理由」を先にお話ししたとします。

 

そうすると、話の展開としては「何人掛けのテーブルとソファにしますか?」「走り回るのに十分な広さって、どれくらいだと思いますか?」など「What(何が欲しいか)」の先の質問が出てきます。そうすると、「ご希望されている広さはもっと必要ですね」「お子様がリビングで着替えるのであれば、洗面・風呂の水回り位置もリビングと直接つながっている方が良いですね」などのアイデアが出てきます。

 

一般消費者は「業者はプロなんだから、何も伝えなくても自分の思う通りにしてくれる」と考えている様子ですが、大きな間違いです。業者は超能力者ではありません!!キッチン一つにしても、使う方の性格や考えに合わせてキャビネットや壁収納、間取りに合わせた備品配置等をよく考えないと、まったく使い勝手の悪いものになります。

 

つまり「自分がどんな性格でいったい何に困っているか」を先に伝えなければいけないということです。その「困っていること」を解決する方法をプロである家づくりのパートナーに提案してもらってください。

 

「そんな業者見つけるの無理だし、自分でも伝えられない!」と言う場合は「間取りのセカンドオピニオン」をご利用ください。」

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