天然素材を使う時の注意点
アースカラー設計は「天然素材や古材を使った家づくり」をうたっていますが、天然素材ばかりをきちんと使って、というのは正直なかなか難しい場合が多いです。
健康志向のリフォームのお客様で、当初は天然素材の塗り壁や塗料、壁紙などをご希望でしたが、最終的にあきらめた方がいらっしゃいました。
理由は以下です。
①やはり天然素材は割高なので今回予算に合わなかった。
②子供達が小さいため、塗り壁などはけずられたり割られたりする可能性が高い(使い勝手と価格からいうと壁は汚れても拭ける塩ビクロス)
③天然素材の塗料はシンナーが入っていないため、乾きにくく、工期の無い今回工事では使用が難しいかった。
子供達が大きくなって、壁など汚さなくなったら、自分達で塗り壁塗るか!ということで、床のコルクタイルだけ天然素材を使いました。
コルクタイルはやわらかで温かいので、土肥的にはフローリングよりおすすめです。
価格も合板フローリングとさほど変わらず、私が選んでコルクタイルは、表面セラミック加工品なので、フローリングより長持ちです。(商品によって耐久性は異なります。きちんと選んでください。)
今では当たり前の天然素材リフォームも、7年前くらいまでは材料がなかなか手に入らず(手に入っても高い)とても大変でした
天然素材が当たり前になった最近でも、天然素材の良い部分だけ雑誌やHP上に取り上げられて、扱いにくい部分はあまりクローズアップされていないので「絶対に天然素材♪」と考えていらっしゃる方はこちらをお読み下さい。
紙クロス・珪藻土クロスなどは腕の良いクロス屋さんじゃないと、きれいに貼れない可能性があります。(新築しか貼ったことのないクロス屋さんはムリです)その分、施工費は割り増しになると考えてください。
きちんと選んできちんと施工すれば、天然素材はやっぱりいいです。
長く使えば味が出る。
塗り壁は少し削れても「味」だと私は考えています。(汚れ・キズに神経質な方には向かない材料でもあります)
ご自分がナゼ「天然素材が使いたいのか?」をよく考えて、家づくりの依頼先に訴えてくださいね。
あなたに合った天然素材をきちんと選んでください。
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