マッチングの大切さ
【レトロ・アンティーク・間取り相談・二世帯住宅・豊中・北摂・大阪・関西の女性建築家(設計士)】
主婦で一級建築士の土肥です。
今日のひとこと、の文章でしたが、長すぎたのでブログ用にしました。
「我輩の辞書に不可能という文字はない」これはナポレオンの名言です。
土肥の辞書には「デザイン優先という文字はない」です。あくまで機能美を目指す。言うなればF1レーシングカーのボディのような感じです。
話少し変わりますが。
病院で飲んでも飲んでも効かない薬を出し続けられました。原因がわからないので、同じ薬を出し続けることしか出来ない。(とは医者は言いませんが、そんなニュアンスでしたね)
個人的に原因をつきとめたかったし、もちろん改善したいし。データ分析の結果、素人ながら今の病院の薬では解決にならない、と判断し、意を決して漢方薬局に行ってみました。(医者にその旨話すと、かなり嫌がられましたが)
今までのデータを見せて相談すると、30分ほどの相談で原因の特定。処方箋が出てきました。
「何で病院では効かない薬を出し続けるのですか?」と少々筋違いの質問を漢方薬局の方にしてみると。
「漢方薬の品数の扱いが少ない大手製薬会社とだけ取引してると、漢方=効かない(効かない商品の品揃えしかない)、といった感じですかね。」
との答えが。
医者だから漢方薬などにも広く精通していて、自分の症状に合った薬を処方してくれるもんだと思っていましたが、そうでもないんですね。(もしくは大人の事情か?)西洋医学では原因不明でも中国漢方では原因がはっきりしている。
へぇー、とお薬業界の裏話に「どこの業界も似たようなもんだ」と思ってしまいました。
例えば、メーカーのシステムキッチンしか扱わない業者に「タイルを貼ったカントリー調のキッチンを作りたい!」と言ったところで「できませんよ」と答えられるでしょう。
これはその業者が「手抜き」をしているわけではなく、世の中にそのようなキッチンがあることは知っていても、「作り方を知らない」ということなんだと思います。「知らないからチャレンジしたくない」ということ。
もしくは、その業者の流通の中に、「システムキッチン以外のキッチンはない」ということ。
それはその業者の辞書に「カントリー調のキッチンはない」ということなんですよね。
なので、今回の病院の件も「その病院の辞書に土肥の体質改善の処方箋は載ってない」という事であって。
医者が手抜きしているわけではない、のです。(と思いたい)
ということで妙に納得してしまいました。
家づくりもこの病院の話と同じです。自分の嗜好やライフスタイルの価値観をわかってくれない業者や建築士を選んでも、「我輩の辞書にあなたのライフスタイルは載ってない」と言われてしまえば、それまでなんです。
たとえ、それが大手建設会社や有名建築家であっても。それに従う理由はない。だって自分に合ってないのだから。
などと消費者の立場でモロ打撃を受けてしまったので「マッチングって大切だなぁ」としみじみ思ってしまいました。
自分の体の場合、色々治療してみて、データを取って、初めてその治療が自分に合っているかどうか病院側も自分達の範ちゅうの患者か、がわかりますが、建築の場合、色々試すことはできませんので、建築士は自分の得意なことや作風をきちんと説明して、お客様の家を契約まで行かない前段階で、必ず見せていただく、という事が大切なのでしょうね。
建築でいうところの「データ」とは、現在お住まいになっているお客様の「住空間」そのものですから。
お互いが幸せなマッチング。これからの情報発信のテーマになりそうです。
そして土肥の設計の目的はやはり「ソリューション(解決)」です。効かない薬を出し続けたりはしないし、したくもない。
アースカラー設計では暮らしの悩みを「解決・補佐」する「機能美」の住空間を追求しています。
ああ、長々書いてしまった。つまり、消費者もしっかりと賢くいきましょう、という、自分への戒めを込めたメッセージです(笑)
ご清聴ありがとうございますm(_ _)m
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